BLUE-MOON RAY

石の話と、映画の感想を少し。


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グランド・イリュージョン

先日、映画「グランド・イリュージョン」を見てきました。

多少ネタバレ含みますので、お気をつけください。


映画の内容自体は、売れない二流のマジシャン達が、ある人物によってラスベガスのショーで成功をおさめ、アメリカ中の名声を得ていくというお話です。

こうやって書くと、アメリカの人たちは名声とか成功とか伝説といった言葉がホントに好きだなぁ・・・て感じですが、実際はすべて仕掛けられ、それがいかにも素晴らしいことであるかのように、人生の目的を刷り込まれているだけである・・・ということを臭わせているようです。

選ばれた4人のマジシャン達が行うマジックは、お金を利用しています。
フランスの銀行から紙幣を盗み出す・・・自分たちのパトロンである資産家からお金を(無断で)引き出す・・・など、見ている人々を興奮させるのに十分な要素です。

自分たちで自由に扱うことの出来ない大量のお金を惜しげもなく盗み出し、そして観客へと撒き散らせば、そりゃぁ人気も出ますよね。(本編ではあまりないけど、名を売るためにいろんなマジックを見せてきたとは思いますが。)

でも、題名でも使われているようにお金は「イリュージョン」なのです。
ただの紙切れに特別な価値をあたえているものです。

それは誰がそうしたか?

ご存知のとおり、世界の後ろ側で暗躍している人々。

この映画の黒幕は、4人の「フォー・ホースメン」たちを導き、イリュージョニストとして成功させ、なおかつ自分の本当の願望を手に入れています。

黒幕の願望とは「一人の女性の心を手に入れること」と「自分の父の名誉を取り戻すこと」。まったくお金には関係ありません。
裏を返せば、人の心を手に入れることは、お金を手にするよりも難しいと言うことです。

そして、「フォー・ホースメン」たちのトリックを見破るためにFBIが捜査協力を依頼した人物は、最後には刑務所に入ることとなり、「真実を探ろうとするものは闇に葬られる」わけです。
彼はマジックのトリックを見破るためのたくさんの知識を持っていましたが、結局知識におぼれてしまったのです。

現実の世界でもいえることですが、真実を知るためには黒幕の上を行く知識を見につけ、それを知恵に転換し、どんな状況でも対処できる強さが必要なのです。

劇中、何度か「フォー・ホースメン」たちを取り囲むように、彼らを賞賛する映像が流れているのを本人たちが見ているシーンがありました。「常に監視している」と言うことを強く印象付けていて、ちょっと気味悪かったです。
直接「瞳」が映像で流れていたわけではありませんが、この映画は「目」を意識するシーンが多かったように思います。

私たちは、黒幕が作り出す「幻想(イリュージョン)」のなかでシナリオどおりに動かされているキャスト、ということかもしれませんねw
それを見て黒幕は本当の欲望をかなえるための計画を秘密裏に実行し、私たちをあざ笑っているのかもしれません。

ただの映画としてみるならなかなか面白い映画でしたが、深読みすればするほど黒幕の人々の狡猾さ・冷静さ・欲深さを感じる映画でした。


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  1. 2013/11/21(木) 16:34:29|
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