BLUE-MOON RAY

石の話と、映画の感想を少し。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

トワイライト・ゾーン

今日は「トワイライト・ゾーン」の感想です。
83年の映画ですが、今見ても古さを感じない映画でした。
「トワイライト・ゾーン」は、アメリカのドラマシリーズが映画化されたものです。
4話形式のオムニバスとなっています。

一話目・・・言葉が現実化した男の話。

「チャーリーとチョコレート工場」のようなブラックジョークではありますが、シンプルな話の中にも人種差別・戦争犯罪・宗教問題・・・など、さまざまな教訓を含んだ物語です。
主人公の男が会社で昇進を逃してしまい、酒場で同僚達に愚痴をこぼしています。
あろうことか差別用語を連発し、自分にまるで非はなかったかのように全てを「アメリカ人以外の人種のせい」にします。
男は、同僚達を置いて酒場を出て行きますが・・・外は見慣れぬ景色。
そこは、第二次大戦中のドイツだったのです。

言葉上ではいくらでも相手を蔑視することができても、その背景を自分で体験してみないとその痛みを知ることができない・・・。男は、身をもってそれを体験することになります。

男にとっては「昇進を逃す」ことが何よりも腹立たしく、プライドを傷つける出来事だったのでしょうが、そう思うこと自体が原因だったとまったく気づいていません。人間って、「自分は間違っていない」と強く思うほど道を踏み外すことが多いように思います。
そこで気づけば未来は明るいのだから、わからないままやり過ごしてしまわないよう「気づくことができる人間」になれるように努力していきたいです。

「笑い話」と笑ってみるか、「差別用語は言っちゃ駄目なんだ」と見るか・・・これを見て、大切なことに気づけた米国人はどれだけいたんでしょうか・・・。それを祈るばかりです。

二話目・・・不思議な老人。

人生の終盤を迎えた人々の心に、夢と希望を与える一人の老人がいます。
先は短いから・・・となんとなく日々を過ごすのではなく、残り時間がわずかでも精一杯楽しむことやみずみずしい心を持ち続けることを教えてくれる、そんなお話です。

夜の間だけ子供に戻った老人達が、何も心配することなく純粋に遊んだり好きなことができる様子を見て、人間の見かけってなんなんだろう?と思いました。
神様が仕掛けた、一種の「罠」なのかもしれません。
「外見」は確かに大事なものですが、それにとらわれると、自分を限定してしまいます。
それを超え、見えない「心」に従って生きていくことがどれだけできるか・・・試されているのかな、なんて思いました。
たしかに、体は衰えて若いころのように自由に動けなくなるかもしれない・・・でも、年を重ねた分得た「経験」「知恵」「知識」がそれを充分補ってくれます。
それを生かしつつ、どれだけ人生を楽しめるか?
常にチャレンジすることを恐れず、実り多い一生にしたいと思いました。

三話目・・・超能力を持つ少年。

一人の女性が旅先で出会った少年。ちょっとしたきっかけで仲良くなり、少年の家へと遊びに行くのですが、なんだか異様な雰囲気に包まれていて・・・。

このくらいの時代から超能力が注目されてきたのかな・・・と思います。
当時、超能力は憧れでもあり、恐ろしいものでもあり、まったく未知の分野だったと思いますが、主人公の女性が少年に告げる様に「力をコントロールできるように、正しい方向に使うようにすること」が大事なのです。

少年の家には「家族」が一緒に住んでいましたが、彼らはみな少年に従うのみで意見する人はいません。もしも逆らってしまったら自分がどうなるかわからないからです。
少年にとっては「自分の思い描く理想の世界」ですが、なぜかつまらない。
人は、自分の思い通りの世界にいると先に進めない・・・成長して変わっていくために生きるのであって、それが喜びであり、それこそが生きる意味だと思うのです。

女性の存在が、少年を変えるきっかけとなったのです。
女性にとっても、少年は自分が進む道を教えてくれた存在だったのでした。

女性は、何かを探して旅をしていましたが、「旅」こそが変化するものであり、移り行くもの。まさに人生そのものなのです。

四話目・・・飛行機恐怖症の男

とある飛行機の中に、飛行機が嫌いな男が乗っています。
飛行中に嵐と遭遇し、危険な状態で航行しています。窓の外を見た男の目に映ったのは、この世のものではない「何か」だったのです。

飛行機が恐ろしいために狂言をしているように見えてしまうのは、乗客だけでなく、映画を見ている私達もそうです。最後まで、男の言う「何かが羽の上にいる」のが本当かどうかわからないようになっていました。
「何か」が見えている男は、飛行機を墜落させまいと必死に孤軍奮闘しているのですが、乗客からすると幻覚か何かを見ているようにしか思えない。そして、彼の行動がおかしいとしか思えないのです。

「そんなことはありえない」というガチガチの思考によって、見えるものが見えなくなってしまう・・・それが普通の人間ではありますが、「もしかしたら、あるのかも」と柔軟に対応することで大切なものを見逃さずにすむのかもしれませんね。

15年以上前に作られたとは思えないほど、斬新な映画でした。21世紀になった今見ても新しさを感じる内容で、この作品の監督さんの先見の明(というのだろうか?)には脱帽です。
それほど、未知の世界が人間にとっての永遠のテーマなのかもしれませんが、そういうものを見慣れてしまった今にはない魅力があります。

機会があれば、ドラマシリーズのほうも見てみたいと思いました。
スポンサーサイト

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/03/20(土) 14:50:06|
  2. 未分類
  3. | コメント:0
<<シャーロック・ホームズ | BLOG TOP | Dr.パルナサスの鏡>>

comment


 管理者にだけ表示を許可する
 



FC2Ad

▲PAGE TOP

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。