BLUE-MOON RAY

石の話と、映画の感想を少し。


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ブラザーズ・グリム

2010年になりました。
遅めのご挨拶になりますが、今年もどうぞよろしくお願いします。m(__)m
今日は「ブラザーズ・グリム」の感想です。
雄弁家で行動力のある兄と、実直で気が弱く、夢物語が大好きな弟のグリム兄弟の話です。
兄弟は地方の悪霊のうわさを聞きつけ、自作自演の悪霊退治でお金を稼いでいる詐欺師(のような;)です。

18世紀フランスの占領下にあったドイツのある村で、少女が消えてしまう事件が起こります。少女の失踪事件に気をもむ将軍が、グリム兄弟に「詐欺罪を軽くする代わりに事件を解決せよ」と命じます。
しかしそれはただの事件ではなく、現実に起こっているファンタジーな事件だったのです。

話のところどころにグリム童話を織り込み、兄弟愛もあり、とても面白かったです。
各民族の衣装も素敵で、リアルに18世紀を再現していました。

グリム兄弟は自作自演の悪霊退治を商売にしていましたが、それが現実となりました。
仕掛けもトリックも何もない本物の魔法を目の当たりにするのです。
自ら引き寄せた事件かもしれません・・・が、私は神様がこのときのために、あえて自作自演の悪霊退治をさせていたのではないか・・・と思いました。
本物の魔法と対峙したことはなくても、それまでに積んできた(ペテンの^^;)経験と知識で乗り越えられるものだったのです。
敵の本拠地は、入り口のない高い塔でした。そこに入り込むために必要な道具も、今までの仕事で使っていたものでまかなうことができました。
必要に駆られて・・・ではありますが、知識を知恵として変換できたのでしょう。かなり荒療治ですが;;

兄の現実的な思考、弟の見えない力を信じる心。何かを解決するためにはどちらかに偏ることなく、両方の力が必要だということです。初めは反発する二人でしたが、お互いの思考を譲り合うことでだんだんバランスが取れていき、事件の解決に繋がります。

そして、各国の国民性が出ていて、これも面白かったです。
弦楽の美しい演奏をバックに拷問するフランスの将軍。どこに行くにも美を追求するところは国民性が出てる感じです^^;
数々の拷問器具を作り出したイタリア人の将校。始めは将軍の命令に絶対服従のイヤミなおじさんですが、最後にはグリム兄弟を助けることになっちゃうのが、陽気なイタリア人ですね。
そして、フランスの支配下にありながらも昔ながらの素朴な暮らしで、古くからの伝承を守り続けるドイツの人々。

18世紀のヨーロッパは暗黒の時代といわれていたほど戦争・貧富の差・虐殺などが繰り返されていたわけですが、そんな人にもそれぞれの暮らしがあり、生活があります。そんな時代だからこそ、弟が研究していたファンタジーな世界が何よりも大切だったのではないか・・・そこに人々は憧れや夢を描いて、来るべき幸福な未来を待っていたのかもしれません。
今の時代とも少し似ていますね。
少女たちが消えた森には、カラスがたくさんいます。入り口のない塔の最上階にいる王女の「使い魔」のような存在ですが、日本では神様のお使いで、人間たちの行動を見守っている・・・とも言われています。
カラスは、一度人間によって荒らされた森を守って、それに害をなそうとする者を監視していたのかもしれません。「以前は聖なる森だったけど、今はただのフランスの領地」という、ヒロインの女性の台詞が重かったです。

それにしても、村の人々の民族衣装がすごくいいです。シンプルで、日常生活に邪魔にならないように工夫されていて、そのなかにさりげなく装飾を取り入れた感じが、とても素敵です。
フランスの貴族が着ているドレスや兵士たちの服のきらびやかさも素敵だと思っていましたが、村の人々の服にはかなわないですね^^;

細かなところにも監督さんのこだわりがあって、面白い映画でした。




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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/01/13(水) 01:27:49|
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  3. | コメント:0
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