BLUE-MOON RAY

石の話と、映画の感想を少し。


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リトル・ブッダ

今日は少し昔の映画「リトル・ブッダ」の感想です。

当時、この映画を見たアメリカ人は(というか、西洋の方は)かなりの衝撃だったと思います。
ブッダの教えを元に作られている映画ですが、キリスト教には「輪廻転生」という思想がないと思われるからです。

この映画の主人公は、アメリカでちょっと裕福な暮らしをするひとつの家庭です。彼らの元に、チベットから僧侶が訪れます。
僧侶の師匠の生まれ変わりではないかと思われる少年が、彼らの息子だというのです。
始めのうちは、興味本位と異文化コミュニケーション、といったイメージで僧侶たちと仲良くなっていきますが、仏陀の教えを聞いていくうちに、自分たちと相容れないものを感じていきます。

「異文化コミュニケーション」というイメージを持つアメリカ人の驕りが、まずここで見え隠れします。わたしは、アメリカ人に対して少々ゆがんだ見方をしていて、ちょっと辛口になってしまいそうですので、先に一言添えておきますね。

それでも、子供は純粋ですから、親の思惑とは別に、僧侶たちと仲良くなっていきます。
ある日、父親の親友である実業家が、事業の失敗で自殺してしまいます。時を同じくしてチベットの僧侶たちが国に帰るということで、家族を一度チベットを訪れてみないかと誘います。
母親は猛反対しますが、結局父親と少年は一緒にチベットへ向かうことになります。

父親にとっては心を見つめなおす旅、少年にとっては未知の世界への旅。
親子ともども「カルチャーショック」だったのでは・・・と思います。
チベットには高層ビルもないし、整備されたきれいな道路もないし、人々が笑顔で信仰とともに生活している。アメリカとはまったく逆の世界です。

始めは「生まれ変わりなんてありえない」と思い込んでいた父ですが、僧侶たちとともに過ごし、寺院での生活を体験することで、考えも変わったことでしょう。
自分たちの住む世界だけが正しいわけじゃなく、広い世界にはもっと多種多様な民族がいて、それぞれが懸命に生きているということを。

この映画は西洋の人々に向けて鳴らされた警鐘なのではないかと思うのです。
キリスト教が間違っているというわけではないけど、それ以外のものを排除するような思想に向けて、「信仰心」とは何か?を説いているように見えるのです。
この映画を「異文化を学ぶ」目的で見るのなら、やはりそれは「驕り」のような気がします。
もちろん、人によってさまざまな見解があるので、個人の価値観で見ることが一番いい鑑賞の仕方ですが。
私の視点で見ると、「輪廻転生」はごく普通の思想で、身近に感じられるものです。なんとなーく、チベットの土着的な雰囲気は肌になじみ易いなぁ・・・と安心するのですが、根底の部分で流れている思いは、ここから来ているようにも思うのです。

見方を変えると、やっと西洋人にも東洋的な考え方を理解するだけの心の余裕ができてきた・・・ということでしょうか。そのきっかけになった映画ともいえるかも知れません。
私の言葉が未熟で上手く言い表せないのですが・・・。

それにしても、ブッダ「ゴータマ・シッダルーダ」の役をキアヌ・リーブスが演じているのは驚きでした!!彼はメイクによって東洋人にも見えるんですねぇ!!!やはり、精神性が高い人なのでしょう、ブッダの役を演じるなんて。

彼が出演する映画、やはりこの時代においては見逃せないですね!!

「リトル・ブッダ」、以前見た「マリア」、宗教的な映画は静かで抑揚がないみたいですが、これこそ人間のあるべき「静寂」という心の状態を表しているのだろうと思います。
着実に、日々の生活から何かを学んで一歩ずつ進むことがやがて大きな成果へと繋がっていくのでしょう。

心の状態も、そうありたいものです。



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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2009/10/02(金) 15:50:13|
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