BLUE-MOON RAY

石の話と、映画の感想を少し。


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アザーズ

今日はニコール・キッドマン主演「アザーズ」の感想です。
ネタばれしますので、「これから見る」という方はご注意。
この物語は、洋館に住む未亡人が主人公です。
新しい家政婦がやってくるところから始まります。

息子と娘は、日光に当たるとやけどしてしまう病気を持っていて、洋館の中の窓はすべてカーテンがかかっています。母親は毎日、聖書を読んで聞かせ、神様について学ばせています。

このお話は、ラストのほうにある意外な結末がわかってしまうと、面白みが半分になるので、見終わった方がここを見ていること前提で進めていきます^^;

結論から言うと、洋館に住む未亡人&使用人たちはすでにこの世に存在しておらず、「この家から決して離れない!!」という執着が自分たちを洋館に縛り付けています。
光を嫌うのは、救われたくないから。しかし、聖書を学んでいるのはやはり救われたいから。
矛盾していることに自分たちはまったく気づかず、「変わりたいけど変わりたくない」という、まさに低級霊の典型とも言うべき存在です。

やってきた3人の使用人は、「自分はすでにこの世に存在しない」ことを知っています。そして、主人公たちにそのことをわからせようとしています。もしかすると、一生懸命聖書を勉強している彼らを救おうと、神様が派遣した3人だったのかもしれません。

そして同じ空間内に、現実に存在する人間たちが引っ越してきます。未亡人からすると、彼らは幽霊と同じ存在。お互いに姿かたちを確認できませんが、「何かが存在している」ことだけは感じています。この辺の描写がとても面白いと思います。幽霊から見た人間は、自分たちと交わることはない異次元の存在・・・そして、自分たちを脅かす存在です。

同じ洋館の中に2つの違う次元が存在している・・・しかし、未亡人の長女と、人間の家族の息子だけはお互いが見えていて、仲良くなっていきます。
やはり子供は純粋で、余計な感情や先入観を持たない分、違う世界との交流もできるのです。もしくは、人間でも幽霊でも、魂の次元が近ければ交信できると言う事でしょう。
もしも、母親も弟も、長女のように素直な心を持っていたなら、上に行くことができたのかもしれませんね。
引っ越してきた人間たちが、霊媒師を呼んで幽霊(未亡人たち)がいることを調べていたとき、人間の奥さんが「ヒステリックなバカ女」と未亡人をののしっていましたが、「こんなところに住むのはイヤ!!!」と旦那に詰め寄っている姿はまさに、子供をしかるときの未亡人そのまま。「同波長の法則」が働いたのでしょう。

この洋館は霧に包まれていて、晴れることがありません。霊界と人間界の中間にいる未亡人たちを象徴しているようです。そして、森をはさんだ向こう側へ行くこともできません。その向こう側には光の世界があるのか・・・それとも人間の世界があるのか・・・。
ある日突然、霧の中から戦争へ行ったまま帰ってこない父親(未亡人の旦那)が現れます。
父親にとっては、本当に現実世界で死んだ瞬間だったのかもしれません。しかし、未亡人たちは長い長い間待っていた父の帰還でした。「時間」の概念が違う世界だということかもしれません。
帰ってきた父親は、つかれきった顔で、何をしても元気を取り戻す様子がありません。何日かすると「ここにいてはいけない」と、洋館を出て行きます。
父親は判断力があり、冷静に状況を分析できたので、上を目指すことができたのでしょう。そして、「なんだか顔まで変わってしまった・・・」という未亡人の言葉通り、戦争で人を殺してきた罪・カルマが霊界では姿まで変えてしまったのでしょう。

さいごに、未亡人たちは自分が幽霊だと気が付きます。その後から、窓にカーテンがなくても平気になりましたが、「自分たちは死んだ」と気づくことが光へと進む一歩なのでしょう。家政婦の「自分たちは存在の違うものと共存していかねばなりません」という言葉が、私たちへのメッセージでもあるようです。

それにしても、ハリウッドでは母親を「感情的で判断力が低い」という視点で描いてることが多いような気がします。
確かに、その通りだと思うこともありますが、もしかして、日本よりも女性の立場は低かったりするのでしょうか???
「それではいけない」と警告しているのかもしれませんが、母親の「やさしく包み込む強さ」や「愛の深さ」という面はもっと前面に出すべきなのでは・・・と思ってしまいます。
私がまだそういった映画を見ていないのかなー、とも思いますが、日本のほうがそういう面をちゃんと認めているような気がします・・・。
これからは女性の時代であるといわれています。
強く、しなやかな女性になりたいものです^^;
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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2009/10/20(火) 00:29:38|
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