BLUE-MOON RAY

石の話と、映画の感想を少し。


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キャラバン

大っっっ変間が空いてしまいまして、ごめんなさい。
今日は「キャラバン」の感想です。
この映画は、ヒマラヤの山岳民族の様子をドキュメント風に綴ったものです。
彼らは塩の行商で生活していますが、そのためにはチベットの山を越えていかなければなりません。
そこには数々のドラマがあり、人間の一生のようです。

ヒマラヤとは、人間の根本の場所なのかもしれません。
なぜかやさしくて、懐かしく感じます。同時に、厳しさ・神聖さ・厳格さを感じさせる独特の雰囲気もあります。

ヒマラヤの山を越えるために組まれたキャラバンは二つ。古くからのしきたりや信託を無視し、己の力のみを信じて山に挑む村の若い衆(時期頭領候補)と、高齢ではあるがたくさんの知識を持ち、伝統と信仰を持つベテラン(現頭領)たち。

新しい時代を作ろうとする力と、古い時代を守ろうとする力。
相対する二つの、どちらがかけてもいい時代は作れません。お互いの力を認め合い、必要とすることで作られる未来が、一番理想的な未来となります。
きっと、若い衆とベテランの対立も必要な出来事で、避けられないことなのです。

頭領の孫がキャラバンに参加しますが、彼はよりよい未来を託すために大切に守られている希望です。
彼は遠い未来、人々に賞賛される頭領となるのですが、厳しい山を越え、自分との戦いに負けず、若い力とベテランの知恵を統合させて初めて成せることだったのでしょう。

ベテランとともに旅をする、頭領の息子の僧侶。僧侶だけに、山の神が懸かっていたのではないかな・・・と思いました。
彼の言葉から頭領が学んだことはたくさんありました。頭領は高齢でも、頭は素直だったんだと思います。自分より年が下でも、腹を立てずに話を聞ける・・・その心の大きさがキャラバンをまとめ、村をまとめているのでしょう。

映画は、ベテランと若い衆が協力して山を越えていくところで終わります。しかし、現頭領は病気で山頂で死んでしまいます。映画の中で世代交代が行われるものはたくさんありますが、必ずといっていいほど年配者に死が訪れます。
もしかすると年配者のなすべき使命は、相対する力の仲裁かもしれないですね。
「死」=「誕生」ですが、それ以上に意図することは大きいのではないかと思います。

自分の持つ知識のすべてを子孫に託すこと・・・新しい時代のために種をまくこと・・・そしてそれを子孫に学んでもらうこと。
これこそが、死の本当の理由なのかもしれません。

何十年か後には、私にもその真意が見えてくるのかも知れません。

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2009/09/21(月) 00:01:24|
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