BLUE-MOON RAY

石の話と、映画の感想を少し。


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スラムドッグ&ミリオネア

先日、スラムドッグ&ミリオネアを見てきました。
その感想です。
皆さんご存知のように、今年度アカデミー作品賞を受賞したインドの映画です。

主人公の青年ジャマールは、インドのスラム出身です。小さいころに母親をなくして、兄と二人で何とか生き延びてきました。
彼が「クイズ・ミリオネア」に出演した目的は大金を手にすることではなく、幼馴染で初恋の少女ラティカがこの番組を見ているかもしれないから・・・というだけの理由。
そんなひたむきな気持ちに、神様がこたえたということでしょう。クイズを正解し続け、1000ルピーを手にすることができます。
しかし、「スラム出身の青年がこんなに正解するわけがない!」と警察に捕まってしまいます。話は、そこから始まります。

クイズで出題される問題は、すべて子供のころの経験で答えられるものでした。クイズに答えていきながら、自分の中の不要な思いの塊を排出し、手放したことで幸運へと変わっていきます。インナー・チャイルドの癒しになっていったのかもしれません。

ジャマールはコールセンターの助手の仕事をしています。
初恋の少女ラティカを救いたい、という気持ちを持ち続けいましたが、ふとしたことで兄の電話番号を知ることができます。実際に電話に触ることのない仕事でしたが、少ないチャンスを生かしてつかんだ幸運でした。子供のころ生き別れて以来、兄は「裏の世界」で頭角を現していて、ラティカはその組織のボスの妻となっていました。

再会をはたすジャマールとラティカですが、彼女は今に失望していました。大富豪の夫から逃れることはできない、と。しかし、ジャマールは「愛の力で彼女を救う」と何度もいいます。これこそが真理だと思います。いくらお金があっても、それは形でしかない。大切なのは「愛」なんです。経済的にも急成長を遂げたインドでは、人間のやさしさが置き去りにされているのかもしれません。(もちろん、全部がそうではないと思います。)
お金持ちの間に、「クイズ・ミリオネア」は人気がないようですが、ラティカはそうではありませんでした。「クイズに答えるだけで大富豪」という夢を見る人々にあこがれていたのでしょう。「お金が大切」な人と、「その夢を見る心が大切」な人と、次元の違いがはっきりしています。

すべてを正直に答えたジャマールは無事に釈放され、ラストチャンス「2000ルピー」に挑戦するためテレビ局に向かいます。いまやスラム街のヒーローになっていたジャマールでした。一握りの富豪ではなく、大多数を占めるスラム街の人々が、彼のチャレンジを見守る・・・こんな風に「グレン」していくのだろうと思いました。

ラストはちょっとした工夫が施してあって、運命を感じさせるものでした。何度かあるラティカとの運命的なシーンでは、彼女は「黄色のもの」を身に着けていたので、ジャマールにとっての「幸運」はラティカだった・・・ということを示していると思いました。(インドでは黄色は幸運の色だと聞いたことがあります)
ジャマールに起こるすべての出来事は「運命だった」ともいえるが、そうではなく彼の真剣な思いが、彼女へと繋がる道を示したのだと思います。子供のころのように純粋で一途な思いが引き寄せた結果なんだと。

ジャマールと兄の対照的な生き方・あり方が、上手い具合にインドの表と裏の世界を表現していました。そして、なんだか操反する二つのものがひとつになるときに、真になりたい自分・・・かなえたい夢が実現する・・・ということを暗に示しているようにも感じました。

全員が踊るラストシーンは、なんだかとてもシュールです^^;でも、インドの、この映画のパワーが凝縮されていて、なんともいえない圧倒的なものがありました。

書きたいことがありすぎて上手くまとめられませんでしたが、いい映画でした。元気を出したいときにお勧めしたい映画です。


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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

  1. 2009/06/03(水) 15:34:55|
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  3. | コメント:0
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